広島県労働組合総連合30周年記念レセプション 　(2020/03/31)

１９９０年１月２７日、広島県労連が結成されました。「広島県労連３０周年記念レセプション」は、２０２０年１月２５日広島ガーデンパレスで開催され、県労連組合員、ＯＢ、友誼団体などから１７０人が参加しました。「広島県労連３０年のあゆみ」スライドが紹介された後、オープニングとして、福祉保育労広島支部なかよし保育園分会による「荒馬」が披露されました。

県労連事藤本健事務局次長、川本静幹事の司会で始まり、主催者を代表して　県労連神部泰議長が「安倍自公政権に野党と市民の共闘が対決し、野党連合政権への道を拓く新しい時代が到来している。この共闘の時代に全労連・広島労連の役割と存在意義はますます高まっている」とし、３０年間の運動の教訓に確信を深め、今後の展望を切り拓こうとの決意を述べました。
来賓として、広島県労連結成時の事務局次長であった全労連小田川義和議長、国鉄闘争弁護団の中心を担っていただいた広島法律事務所 津村健太郎弁護士が挨拶。日本共産党大平喜信前衆議院議員と佐藤公治衆議院議員　秘書の門永健次さんより、連帯の挨拶をいただきました。
歴代の議長・事務局長から本日参加いただいた第３代議長永見繁樹さん　第４代議長尾野進さん、第5代議長川后和幸さん、第3代事務局長今谷賢二さん、第4代事務局長内谷富雄さんが紹介され、代表して永見繁樹様より挨拶をいただきました。
1997年8月23日に創立された労働相談センターは、これまでにこれまで1万3千件の労働相談を受けてきましたが、ＯＢと現役の相談員１２名が紹介され、県労連労働相談センター内谷富雄所長が乾杯の音頭をとりました。
日本共産党 仁比聡平前参議院議員の挨拶が行われた後、「 第一学習社闘争１９年間の記念映像」７分の短縮バージョンで上映され、 元第一学習社労働組合書記長（前ヒロシマ労連事務局長）小林 和俊さんがこれまでの闘いの経過と支援のお礼を述べました。
参加された争議組合が紹介され、代表して「木谷公治くんのメッセージにこたえる会」木谷 照子さん、「元福山シャープ関連労働組合」大畑真理さんが挨拶を行い、新規組合として「広島県医労連 ひろしまデンタルヘルスユニオン」「福祉保育労広島支部 社会福祉法人希望の丘分会」「福祉保育労広島支部 福山たんぽぽ保育園分会」が紹介されました。
国鉄広島ナッパーズの合唱が宴を盛り上げ、広島県労連結成時の歌　「永遠に輝け」を全員で合唱し広
島県労連三宅 敏明副議長が閉会挨拶を行い、参加者が今後の決意を固めあう「３０周年記念レセプショ
ン」となりました。

20春闘「公平・公正な社会」をめざして 　(2020/01/10)

20年広島県春闘共闘結成総会は、11月29日広島県立体育館大会議室で開催され、30組織65人が参加しました。
広島県労連神部泰議長の開会挨拶の後、全労連事務局次長の黒澤幸一さんが「2020国民春闘 公平・公正な社会をめざして」と題して講演。黒澤さんは、「労働者の実態は、ワーキングプアが12年連続で1000万人を超えている。一方で大企業の内部留保は４４９兆円と過去最高を更新し続けている」とし、その原因は「大企業が人件費を上げず、どんどん利益を増やし続けている」ことと指摘。20春闘では、「大幅賃上げと格差是正」が中心であり、そのためにも「労働組合とは何かを改めて考えること」を強調しました。中でも「ストライキ権の確立」は極めて重要だとし、「今こそ全国一律最低賃金制を実現するチャンス」が20春闘だとし、それらを「ユニオンパワーで実現しよう」と訴えました。
討論には、県医労連、全教広島、広島自治労連、合同労組、ヒロシマ労連のなかまが決意を話し、府中みくまり病院労組のなかまが裁判への支援を訴えました。議案と役員・規約が参加者の拍手で承認され、県春闘共闘常任委員の大内理枝県労連副議長の閉会挨拶の後、参加者全員の団結ガンバロウで、20春闘勝利を誓い合いました。

最低賃金はいますぐ1000円、そして1500円に 　(2019/07/11)

最低賃金引き上げを求めて、6月21日（金）8時から広島市バスセンターで20人が宣伝行動、9時から労働局の入っている合同庁舎南側で14名が座り込み・宣伝を行いました。合わせて、844円の広島県最低賃金を引き上げようと、前日22時から12時4分まで、844分のハンストを組合員に呼びかけ、200名近くが参加をしました。
日本の最低賃金の問題は暮らしていけない低さと、都道府県別に大きな格差があることです。一番高い東京でも985円と1000円に到達しておらず、1800時間フルタイムで働いても年間200万円に届きません。また東京985円と鹿児島761円は224円の差があり、1800時間では実に40万3200円もの格差となります。
私たちは、すべての都道府県で速やかに1000円の最低賃金の実現を目指しています。そのためにも中小企業への手厚い支援策が必要です。最低賃金引き上げのための中小企業支援は87億円しかなく、フランスでは2兆2800億円と比べると格段の差です。

第９０回広島県中央メーデー 　(2019/06/28)

働くものの命とくらし、平和と民主主義を守るたたかいに全力をあげよう

広島市中区で開催された広島県中央メーデーには800人が集いました。今年は、市内２ヶ所から会場に向けて、プラカードやデコレーションで市民にアピールしながらデモ行進で集結。

　集会では、メーデー実行委員会代表委員神部泰県労連議長が挨拶。神部氏は、「アベノミクスで貧困と格差が広がり、働くものの暮らしと権利が脅かされている。憲法９条改悪を強行しようとしている安倍政権の退陣を！」と訴えました。
　来賓として「闘うヒロシマメーデー」実行委員会の土屋信三さん、日本共産党の高見あつみさん、「戦争させない・９条壊すな！ヒロシマ総がかり行動実行委員会」の山田延廣さんが挨拶。
　訴えは５団体。広島自治労連の平松ゆう子さんは「決まった会計年度任用職員は、必ずしも処遇改善がはかられるわけでもなく、問題の人員不足は解消されていない」と話し、全教広島の中本雄一さんは「十連休 部活の大会十連戦」などの川柳を紹介し、せんせいや多くの職場の人員不足は条件が悪いからとし、労働者が団結して、悪政に立ち向かうとき」と訴えました。
　広島で闘っている19争議が紹介され、プラカードコンテストに続き、メーデー宣言が採択され、「賃金と雇用を守れ・憲法改悪は許さない」と、全員のシュプレヒコールで終了しました。

19年春闘勝利！広島県決起集会 　(2019/03/22)

３月１４日は全国統一行動。県庁で開催された「１９年春闘勝利！決起集会」には労働者や市民ら２５０人が参加しました。
県春闘共闘代表委員の神部泰県労連議長は、「安倍首相はアベノミクスの成果を強調するが、実態は学生から高齢者まで貧困が広がっている。１９春闘での大幅賃上げ・底上げと主に国民本位の政治の実現が急務」と呼びかけました。
「市民の願いにこたえる広島市長を誕生させる会」川后和幸さんが広島市長選立候補にあたっての決意を表明し、５人が発言をしました。
郵政産業 岡崎徹さんは「労契法２０条裁判の最高裁完全勝利と、１９日のスト支援」を訴え、医労連富永みち子さんは「長時間労働の是正とベア要求に頑張る」、佐々木理絵さんは「中央保健生協労組は指名ストを行い看護職員の増員等を求める署名を行った」などと報告。自治労連木下克己さんは「行政サービスの現場から正規を非正規に置き換える姿勢を市民と共に変えていこう」と、広私教 越智竜也さんは「広島高裁での不当解雇撤回裁判への支援」を訴えました。福保労もみじ作業所分会 九内康夫さんは、「福祉事業所の職場は年収が低く、職場を去る仲間がいる」ことを紹介し、政治を福祉政策転嫁させるよう頑張ると決意を表明しました。
集会では春闘アピールを採択し、「サービス残業ぜったい反対」等コールし市内をパレードしました。

変えようヒロシマ！平和・くらし・私たちの街
第28回 ヒロシマ地域総行動 　(2019/03/08)

今年で28日目を迎えた「ヒロシマ地域総行動」は２月21日を中心に行われ、55団体からのべ315人が参加し、早朝宣伝、35の機関・団体へ要請や交渉を行いました。
　「変えようヒロシマ！平和・くらし・私たちの街」を合言葉にすべての労働者・住民の諸要求実現のために、職場・地域からの共通の要求課題での共同行動・共同闘争を発展させることを目的に取り組まれました。
　早朝26の駅・ターミナルで100人を越えるが参加し、「消費税上げるな！賃金上げろ！憲法変えるな‼政治を変えろ！」のリーフレットを10000枚近く配布しました。
　広島駅南口では、「高速５号線二葉山トンネル建設工事中止を！」「国保料は引き下げて！」「高齢者交通費助成は敬老パス支給で！」「子どもの医療費補助は負担減で見直しを！」など、くらし・福祉・教育など多岐にわたる市民要求の実現を訴えました。
　その後、１２7人が参加し、スタート集会で意思統一を行いました。金子秀典実行委員長は、「県や自治体、企業・団体への要請を通して、広島に住んで良かったと思える地域づくりに貢献できる要請行動にしていこう」と訴えました。三宅敏明事務局長などの行動提起・確認の後、広島民商の宮本副会長は、「中小企業が厳しい中で街の経済を支えている。消費税10％になると、地域経済は冷え込む。共同のたたかいで、消費税増税阻止をはじめ、暮らしやすいヒロシマの街の実現を目指そう」と訴えました。
　昼休みには「消費税をあげるな　賃金をあげろ」とヒロシマの街にシュプレヒコールを上げデモ行進を63人で行い、午後からは、病院訪問・介護施設訪問を行い、「安全・安心の医療・介護の実現のため、夜勤改善と大幅増員」などを要請し、安倍9条改憲ＮＯの署名宣伝行動には18人が参加し、28筆の署名が集まりました。署名行動に参加した三宅さんは「寒い中だったけど憲法を守りましょうと訴えて10筆集まってよかった」と話しています。

憲法変えるな！消費税上げるな！
〜2019年広島県労連・ヒロシマ労連旗開き〜 　(2019/01/22)

1月9日、広島県労連・ヒロシマ労連の新年旗開きが、広島市東区広島ガーデンパレスで行われ、労働組合、友誼団体などから１５７名が参加しました。オープニングは、広島朝鮮初中高級学校舞踊部による舞踊。続いて、広島朝鮮初中高級学校金英雄（キムヨンウン）校長より「広島朝鮮学校高校無償化裁判」への訴えを含めたご挨拶をいただきました。
主催者を代表して広島県労連神部泰議長は、「消費税を上げるな、憲法を変えるな、８時間働けば人間らしく暮らせる社会へと声をあげ、ともに頑張ろう」と挨拶を行いました。
「戦争させない・9条壊すな！ヒロシマ総がかり行動実行委員会」共同代表の山田延廣弁護士、日本共産党大平喜信前衆議院議員が来賓あいさつ。山田氏は「平和なくして個人の尊厳はない。安倍政権によってそれが壊されようとしている今、国民が立ち上がらなければいけない」と現在県内で２３万筆まで集まっている３０００万署名をさらに積み上げることを訴えました。また佐藤こうじ衆議院議員のメッセージが紹介されました。
三宅 敏明広島県労働組合総連合副議長の乾杯の後、来賓、参加組合の紹介が行われました。
争議として、「郵政産業労働者ユニオン 労働契約法20条裁判」「社会保険庁不当解雇撤回裁判」「建交労金川分会 損害賠償請求裁判」「山陽高校　越智竜也先生不当解雇撤回裁判」「広島合同労組 広島精研工業不当賃下げ撤回裁判」「地域労組ひろしま　ケイアイスポーツ教室解雇事件」「地域労組ひろしま　チューリップ不当処分撤回裁判」が紹介され、それぞれがスピーチを行いました。また、新規組合として全済生会労働組合広島病院支部が広島県医労連にオブ加盟をしたことが紹介されると、大きな拍手が沸き起こりました。
国鉄広島ナッパーズの歌声、金子秀典ヒロシマ労連議長の閉会挨拶の後、「ガンバロー」の合唱で、参加者が決意を固めあう旗開きとなりました。

学んで交流！労働組合をさらに大きく！！
〜「わくわく講座」閉講式＆クリスマスパーティ〜 　(2019/01/08)

12月15日、わくわく講座閉校式「労働学校」は3講座に受講生23人を含めて34人が参加しました。第１講座「みんなで討論、みんなで決定、みんなで実践」講師　山根岩男氏（広島県労学協事務局長）、第二講座補講「パワハラ・セクハラはなぜなくならない」講師　大山泰弘氏（県労連労働相談センター副所長）、第３講座　未来をひらくナショナルセンター全労連・県労連　講師　今谷賢二さん（労学協常任理事）にお話しいただき、最後に終了テストを実施しました。
参加者からは「要求に基づく団結、資本からの独立、政党からの独立について具体的に理解ができた（第一講義）」（40歳代男性）、「セクハラ・パワハラなど、今後自分の職場で相談があれば参考にする(第二講義)」（30歳代男性」、「消費税はこれまで平等な税と思っていたが、お金持ちほど負担（割合）が軽くなることに驚いた。報道では見えない真理が見えるようになりたいです（第３講義）」（40歳代女性）などの感想が寄せられています。

大盛り上がりのクリスマスパーティ

夕方は、場所をSUZUCAFE広島に移し、医労連青年部大会に参加したメンバーも合流し、老若男女入り交じってのクリスマスパーティがひらかれました。５グループに分かれての交流、労働学校のクイズなどで、「広島カープ公式戦ペアチケット」などの景品をめざして盛り上がりました。県労連青年部担当でクリスマスパーティの実行委員長の徳田英明さんは、「たくさんの方に来ていただき、クイズやプレゼント交換と盛り上がりました。実行委員が中心となって、準備を入念に行った結果だと思います。委員のみなさん、ありがとうございました。」と話され、来年はさらに多くの青年が集まることを期待すると言われています。

働くもののいのちと権利を守る争議支援行動 　(2018/12/27)

12月1日、すべての労働争議の解決を掲げる行動が合同庁舎前で行われ、50人が参加。広島県労連神部泰議長の挨拶の後、争議団が紹介されました。
越智先生を職場に戻し民主的な山陽高校をつくる会会長の武岡直孝さんは「広島地裁では不当判決を受けたが、職場復帰に向け高裁に上告した」と語り、社会保険庁不当解雇事件を闘っている平本忍さんは、全国の全厚生のなかまと闘っていることを紹介し、国の不当な仕打ちを許すことはできないと元気に訴えました。郵政労契法20条裁判原告 岡崎 徹さんは、「大阪地裁では勝利したが、来年の大阪高裁判決ではさらに上回る判決をめざしている」と決意を語り、建交労金川分会損害賠償請求事件原告中藤 久雄さんは、「広島高裁では結審したが、判決に向け奮闘したい」と語りました。
参加者は、「リストラ・不当解雇を許すな」などのコール市長良、合同庁舎を１周でもしました。

安倍自公政権もういやだ！
守れ！くらし、いのち、人権、平和１１・３県民集会 　(2018/12/04)

「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動広島県実行委員会は、「『安倍自公政権』もういやだ！守れ！くらし、いのち、人権、平和11・３県民大集会」を11月３日県庁前広場で開催し、３５０人が参加しました。
　大運動実行委員会代表の神部泰県労連議長は、「憲法を守らない首相に、憲法を語る資格はありません。憲法３千万署名を中心に、憲法を守り生かす世論と運動をさらにひろげることがますます重要です。消費税10％への増税、医療、年金、生活保護切り下げなどの社会保障切り捨てで多くの県民・国民が不満と不安を募らせています。憲法２５条守り、貧困と格差を解消し、だれでも安心して、健康で文化的な最低限度の生活が営める政治の実現のため、国民的な大運動をひろげましょう。」と開会のあいさつをしました。
　続いて各団体より訴えがありました。広島民医連佐々木敏哉会長は、「安倍政権の６年間で社会保障費が抑制され続け、医療や介護が受けられない人が増加している」とし、「いのちと格差を生まない医療体制の確保を」と訴え、新婦人広島県本部　 長妻玲子副会長は、「性暴力被害・セクハラ被害・ジェンダー差別が日本中で噴出している。人権侵害を許さないとの声を上げよう」と呼びかけました。
広島県被団協佐久間邦彦 理事長は、「核兵器禁止条約の批准は19各国にのぼっているが、日本は決議案に反対をした。今集まっている８３０万のヒバクシャ国際署名をさらに集め、日本政府の姿勢を変えよう」と話し、全教広島の井村誠委員長は、「教員の現場では長時間労働が蔓延し、ヘトヘトだ。国の教育にかける予算はOECD34ヵ国６年連続最低となっている。教員の増員などに国はお金をかけるべき」と主張。
民青広島県委員会弘中孝江委員長は、「金銭的な理由で大学の休学や退学が増えている。大学を出ても奨学金という名の謝金を背負っている。憲法で保障されている豊かに学ぶ権利を保障すべき」と国の姿勢を批判し、広島県災対連の川后和幸事務局長は、「西日本豪雨災害では、降水量が全国の中でも最上位ではなかった広島県の死者が全国の半数を数えた。これは依然として土砂災害危険区域が全国でトップであることの表れだ。５兆２千億円の防衛費より防災を！」と訴えました。
　集会アピールが採択され、参加者は、「憲法改悪反対！」「労働法制の大改悪反対！」「被災者本位の震災復興をはかれ！」「軍事費を削って福祉に回せ」などのコールを上げながら、市内を約30分間行進しました。