「海兵隊はアメリカに帰れ」映画と交流のつどい、広島県・市母親連絡会 　(2005/12/12)

　「海兵隊はアメリカに帰れ」と訴えるドキュメンタリー映画「マリンズ・ゴー・ホーム」を上映する「映画と交流のつどい」が４日、広島市東区で開かれました。

　広島市母親連絡会（東藍子会長）と県母親連絡会（藤本艶子会長）が太平洋戦争開戦の１２月８日にちなんで毎年、平和集会を開いているもので、今年で２６回目。２回上映され、計１６０人が参加しました。

　藤本会長は「米軍基地の再編強化などを学習し、勇気を持ってたたかいたい」とあいさつ。８日に県内の各市で召集令状の「赤紙」をビラにして配る宣伝行動への参加を呼びかけました。

　　＠＜観客席から何度も拍手が

　北海道の矢臼別、韓国の梅香里＝メ擁メヒヤンニ）、沖縄県の辺野古での基地撤去を求める人々の執念をかけたたたかいの上映に、観客席から何度も拍手が起こりました。

　「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」の坂本千尋事務局長は「基地反対をもっともっと大きな声にしたい。映画は私の思いに元気を与えてくれた」と報告。

　被爆者の矢野美耶古さんは原爆症認定集団訴訟への支援を訴え、「沖縄のおばあの言葉を聞いた青年が変わっていく姿を見て、私も広島のおばあになって頑張りたいと思った」と感想を述べました。

（写真＝報告する坂本事務局長）