中国電力女性差別裁判を支援する会
=第3回総会で解散を決定= 　(2015/08/25)

＝支援する会 林紀子会長挨拶＝
　「２００８年から闘われてきた男女差別反対の裁判は、最高裁での不当な判決で幕を閉じることとなりました。残念でなりません。振り返ると、このたたかいで多くの心に残ることがありました。「長迫さんの言っていることは私たちのおもいそのものだ。男女差別で悔しい思いをして、私も何度裁判を起こして闘おうと思ったか。私はできなかったけど、長迫さんありがとう」こんな声がたくさんわき起こりました。
　中電前の寒い冬の早朝宣伝も思い出します。チラシの受け取りが予想以上によかったのです。中電に働く人々も表だっては長迫支援を表明できなくても、「がんばれ」という気持ちを心の中で持ってくれている人たちがいるのだとも思いました。
それが、会社の思惑もあって、会社内の女性の地位を一部高めることができました。遅々とした歩みであっても、長迫さんの願いの一歩は、記されたのではないかと思います。
　世界は、男女差別はあってはならないというのは「常識」です。国連の人権機関からの女性差別の勧告が続いています。政府は「女性が輝く社会」のスローガンに掲げるのみで、実態は、女性にとっってますます貧困にさせるという法制度をつくおうとしています。安倍内閣に男女差別など眼中にないのです。
　また原発の責任さえとらない、そういった電力会社の厚い壁もあったのではないかと思います。
　裁判を闘っててくれてありがとう、の声多かったです。長迫さんのたたかいが、後で闘う人の一里塚になった、ということを申し上げて、挨拶とします。」

その後、弁護団からの経過報告等あり、長迫忍さん本人の挨拶の後、第三回総会が開催され、支援する会は本日をもって解散することを確認しました。