マツダ派遣切りの労働者が労働保険審査会に再審査請求 　(2009/08/24)

　8月19日、地域労組ひろしま組合員、本澤正さんと松尾正さんは、労働保険審査会に対して、雇用保険再審査請求を提出しました。これには、労働相談センター内谷富雄所長、大山泰弘副所長、県労連門田勇人事務局長が同席しました。
　二人は、昨年の11月30日と、12月5日にマツダを派遣切りされました。失業給付は、「一般受給資格者（自己都合退職など）」として認定され、90日の支給しかありませんでした。
　二人ともマツダで4年間働いていましたが、マツダは派遣法違反逃れのために派遣社員を3ヶ月と1日「クーリング」でマツダの社員にしていました。このことにより、最後の派遣会社の期間が3年にならず、特定受給資格者（日数は年齢、勤続により違うが、本澤１８０日、松尾２４０日））にはなりませんでした。（※期間の定めのある雇用契約の場合、最後の会社で3年以上雇用がなければ特定とならない）
　二人は、広島労働局雇用保険審査官に対して、異議を申し立てていましたが、6月〜7月にいずれも却下の決定がされたため、今回国に対して、再審査の請求を行なったのです。