国民平和大行進、東京コース福山入り 　(2009/07/29)

　いまも世界で２万６千発の核兵器があります。私たち人類の生存を危うくする核兵器廃絶は緊急・死活の課題です。いま、核兵器廃絶の大きなチャンスを迎えています。米国オバマ大統領は、今年4月にチェコのプラハで、「アメリカは核兵器のない世界を追求する」と発言しました。核保有国のロシアもイギリスも核兵器廃絶に向けた発言をしています。核兵器のない世界に向けて、世界が大きく動いています。
米国・ロシアの首脳がこのような発言を始めた背景には、世界の人たちの「核兵器はいらない」の声（署名や平和行進などの行動）があります。
　「核兵器のない世界を求めて」１９５８年に始まった原水爆禁止国民平和大行進は、今年で５２回目となります。全国１１コースで行なわれているこの行進には、今年も１０万人以上の方が参加をしています。8月4日の被爆地広島をめざして、富山から、東京から四国から行進が進んでいます。
　7月26日（日）には、岡山県から広島県に引継ぎが行なわれました。引継ぎ式では、広島のうたごえ協議会などがうたごえでで出迎え、岡山県労会議妹尾幸敏議長、広島県原水協高橋信雄代表理事が挨拶を行ないました。
　東京から歩き続けている矢部常次さん、松本英治さんを先頭に、雨の中約10キロの工程を約90人が福山市役所まで「核兵器をなくそう」と訴えて歩きました。