「最低賃金上げよう！！」と広島県生活保護費で1ヶ月体験！！44人挑戦し、7人が達成。。 　(2009/03/12)

　３月１日、広島県労連パート臨時嘱託労組連絡会主催の「おひなさま行動」が行われました。広島市市民交流プラザで行われた集会には、62人が参加しました。
　県労連尾野進議長は、「最低賃金は、運動の成果で法律が改正され、生活保護との整合性が問われている。広島県最低賃金は生活保護費より低い。最低賃金の引き上げとともに生活保護費の低さを告発する運動に、多くの方に取り組んでいただいた」とあいさつ。榎裕子事務局長の「ＩＬＯ条約と最低賃金」の学習会の後、生活保護体験報告が行われました。
　大内理枝さんは「１０３０００円で体験。いままでも12万円あまりで生活しており、できるのではと思った。しかし２万円の違いはきびしい。お米も５キロの２０００円ではなく９００円の玄米を買う。そのときに出せるお金が少しだと割高になるのが実感できた。派遣切りでも若い人が路頭に迷っている、そういう人を守ることは人の尊厳を守ることにつながる。最低賃金の運動を強くしなければいけないと強く感じた」と話します。
　首藤隆史さんは、「夜勤の次の朝は抜く、夜はうどんかラーメン。お酒は飲むが、炭水化物ばかりで繊維が不足し便通が悪くなった。こんな生活を続けていたら病気になってしまう」など悲惨な体験を報告。岡本清美さん、浜崎理恵さん、大瀬戸富久美さんも体験を報告。この体験には44人が挑戦し7人が達成。
　集会後、約70人がパルコ周辺で宣伝行動を実施。「最低賃金を１千円以上にあげよう」の２千個のティッシュがあっというまになくなりました。