最新ニュース 　(2008/09/30)

＠＜ジョージ・ワシントン配備に
　　　　　　　　　抗議！

　県原水協、被団協の呼びかけで２５日、原子力航空母艦「ジョージ･ワシントン」が横須賀に来航したことに対し、抗議の座り込みを原爆慰霊碑前で行いました。

　抗議の座り込みは、多くのマスコミが見守る中１２時１５分、慰霊碑に黙祷を捧げ始まりました。

　金子一士理事長は「日本政府は非核三原則を口先で言うが、アメリカ言いなりに原子力空母を受けてれる異常事態を続けている。近づく総選挙では安保条約を破棄する政党を国会に送り出し、国民の安全を勝ち取ろう」と呼びかけました。

　ヒロシマ革新懇、平和委員会の報告の後、自治労連・小川未来さんが「国民の平和と安全、くらしを脅かす原子力艦船を、日本のどこの港に入港させることに強く反対する。……国民の生活と安全を守る立場から、ただちに米政府に対し、原子力艦船母港化の中止を表明し、退去する申し入れることを強く申し入れる」趣旨の「抗議文」を読み上げ、麻生太郎総理大臣に送ることが、拍手で確認されました。

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＠＜内閣総理大臣　麻生 太郎 殿

米原子力空母「ジョージ･ワシントン」の横須賀入港に抗議する

　米海軍の原子力空母「ジョージ･ワシントン」が今日午前、神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地に入港した。そして「ジョージ･ワシントン」は今後、横須賀を母港として活動し、１年のうち約半分も停留する予定である。

　米空母の配備を許しているのは世界でも日本だけであり、これだけでも異常なことである。そのうえ「ジョージ･ワシントン」は、５月に太平洋上で大規模な火災事故を起こし、カリフォルニア州サンデェイゴで修理された。そしてその修理期間中に乗組員が発砲し、殺人事件容疑者として逮捕されている。またこの間長崎県の佐世保基地では、アメリカ原子力潜水艦の放射能漏れ事故が明らかになった。

　アメリカ海軍は横須賀市の約４２万人、首都圏の約３千万人の住民たちが恐怖に怯え、強い不安を募らせているにもかかわらず、一連の問題について納得できる説明をしていない。

　また「ジョージ･ワシントン」はアフガニスタンやイラクで無差別攻撃を行い、罪のない多くの人々を殺戮してきた。これは平和憲法を持つ日本を血に塗られた空母の根拠地にし、世界の平和と安全を脅かす元凶にしようとするものである。それにもかかわらず日本政府は、米軍に対して問題の実態解明を迫ることもせずに、米軍の情報を垂れ流し「ジョージ･ワシントン」の歓迎式典さえ開いている。

　我々は被爆者として被爆地広島の県民として、こうした国民の平和と安全、生活を脅かす原子力艦船を、日本のどこの港に入港させることについても強く反対する。

　そして貴殿に対し、国民の生活と安全を守る立場から、直ちにアメリカ政府に対して原子力艦船母港化の中止を表明し、退去するよう申し入れることを強く求めるものである。
２００８年９月２５日
原水爆禁止広島県協議会
広島県原爆被害者団体協議会
座り込み行動参加者一同

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＠＜木村さん「争議解決カンパ」

職場に戻れて本当にうれしい

　救世軍･愛光園に、言われなき「就労拒否」をうけ、２年２か月たたかい、元の職場に復帰した木村孝代さんが２５日、広島県労連を訪れ裁判闘争への謝辞を述べ、「争議解決カンパ」を尾野議長に手渡しました。

　木村さんは、「元の職場に戻れて本当にうれしい。これは県労連や支援いただい多くの人たちのおかげ」と語り、「復帰当初は、戸惑いもあったが、今は楽しく仕事に励んでいる」と笑顔で話しました。