最新ニュース 　(2008/07/31)

＠＜憲法を
　　職場とくらしに生かし、
貧困と格差の是正
　　・平和の実現

全労連が第２３回定期大会開催

　全国労働組合総連合(全労連)は２３日から３日間、第２３回定期大会を開き、２年間の運動を総括するとともに、向こう２年間の運動方針を審議し決定しました。

　広島県労連から、代議員として尾野進議長、藤井みな子副議長、内谷富雄事務局長が参加しました。

　挨拶に立った坂内三夫議長は、２０年目を迎える全労連運動の成果に触れながら、「要求と運動が政治を動かす新しい情勢のもとで、統一してたたかえば前進する可能性が開かれている」と強調しました。
　
　小田川義和事務局長は、「憲法を職場とくらしにいかし、貧困と格差の是正･平和の実現」を基調とする運動方針を提起しまし、大会を取り巻く情勢の特徴を�@１年余りに総選挙があることが必至、�A大企業の身勝手な経済活動が労働者と国民の苦しみの大もとであることが明らかになっている。�B戦争をしない、戦争に参加しない日本を目指す攻撃的な運動が必要になっている。�C非正規労働者の働くルール確立は労働組合の重点課題としました。

　運動の基本方向を、�@憲法をいかす職場と地域の運動の展開、�A大企業に社会的責任の履行を求める、�B「環境にやさしい働き方」をキーワードに環境問題の取り組みの強化、�C対話と共同を徹底して追求し、過去最高の「峰」で２０年を迎えようと提起しました。

　討論では８０人に及ぶ発言があり、議案が深められ、すべての議案が採択されました。

　「結成２０年目を迎える全労連運動を全組合員の確信にし、新たな発展をめざし」「大会方針にもとづいて意気高くたたかい、切実な要求の実現、組織拡大･強化の大きな前進のもとで結成２０周年を迎えることをすべての仲間に呼びかける」の大会宣言が了承されました。

◆尾野議長、全労連幹事に

　役員選挙では、議長に大黒作治さん(新･自治労連)、事務局長小田川さん(再･国公労連)、幹事に尾野議長(新･広島県労連)を選びました。　

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＠＜木村さん 元の職場復帰
　おめでとうございます。 　　　　

全面解決報告集会
　レセプション開く

　救世軍愛光園の「就労拒否」と２年２か月たたかい、広島高裁で「完全勝利和解」した木村孝代さんの、「全面解決報告集会＆レセプション」が１７日開かれました。【写真】

　裁判の経過報告した高盛政博弁護士は裁判戦略を紹介し、「救世軍は当初どうにもならない団体と思っていたが、最近はそんなに悪くないと思うようになった」と感想を語りました。

　役割を果した「木村さんを職場に戻す会会」の解散、報告集の編纂、財政処理が提案され了承されました。

　レセプションは、藤川増産「会」事務局長のサックス演奏のオープニングではじまり、広島県労連･尾野進議長がお祝いと、呉地域の支援に謝辞を述べました。

　呉地区労連･桝井芳郎議長の乾杯音頭、各氏の祝辞、ナッパーズ、ひまわりのうたごえなどが繰り広げられ、木村さんの元職復帰を喜びを分かち合いました。

　県労連は木村さんに、花束を贈りお祝いしました。

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＠＜首都圏青年ユニオン 河添誠書記長が講演

団交は学習の場 開かれた運営

　「全国青年大集会２００８年を成功させる会広島連絡会」は２０日、首都圏青年ユニオン･河添誠書記長を招き、講演会(学習会)を開きました。

　河添氏は、ワーキングプアの急速な増大は「派遣法」などの改悪にあると政府施策を批判し、若者の労働現場の実態を事例にそって紹介。住む場所をなくした若者をターゲットに、「寮」を「エサ」に劣悪な労働現場に追い込む、「貧困」の悪循環が繰り広げられていると告発しました。

　運営で心がけていることは、�@組合員の自主性尊重する、�A要求書は自分で作成する、�B組合員参加の団交を、�C開かれた運営など１４項目を紹介しました。

　憲法２８条を活用し、最低限の労働条件を守らせる対抗運動を展開するとともに、労働法制の改正で労働条件の底上げ、派遣法の規制強化、登録型派遣廃止を目指す政治課題を明確にしました。

【写真】貧困は作られていると話す河添さん