「９条会」講演会に２６００人 　(2005/03/12)

　「憲法九条」を守る一点で広く国民に「共同」を訴えている「九条の会」講演会が12日、国際会議場で開かれました。
　「講演会」には２６００人が集まり、大江健三郎さん、鶴見俊輔さん、澤地久枝さんを講演を聞き入りました。
　大江さんは「理性的自己決定を働かせ、新しい規範を作り出すのが本当の自由」と語り、「武器輸出三原則の放棄、九条改憲は新しい時代の新しい規範を放棄することになる」と強調しました。
　鶴見さんは「国家があって社会があるという考え方に戻りつつある」と指摘し、「憲法改悪に反対。これに立ち向かいたい」と話しました。
　澤地さんは井上ひさし戯曲「父と暮せば」を引用、被爆の悲惨さを語り、「憲法九条は空気みたいなもので、あまり意識していなかったけど、大事」と強調しました。