世論と運動の成果で介護保険導入以来、引き下げられていた報酬が３．０％引き上げになりました。しかし、これくらいの引き上げではどうにもならないし、介護労働者の離職を止めることは出来ないと訴えた結果、期限付き・介護職員限定ではあるが利用者の保険料に関係なく4000億円補正予算を確保することができました。
私たちが安定して生活できなければ利用者を守ることは出来ないと運動して、政府も出さざるを得なくなったのです。
　連絡会は、労働者が結集して、運動したり、学習したり、労働相談や事業所訪問したり、と明るく楽しく語らいながら、組織拡大に取り組んでいます。ホームヘルプ研究会など資質向上の学習会をしながら、連絡会活動をともに頑張りましょう。

　県労連介護福祉労働者連絡会総会は、6月20日（土）、県健康福祉センターで開催され、労組員ら73人が参加しました。活動報告、方針、役員などすべての議案が拍手で採択。その後福祉介護オンブズネットおおさか日下部雅喜さんの記念講演が行われました。

　福山市のＪＲ福山駅前で行われた午前、午後各一時間の介護保険の改善を求める街頭署名には延べ５５人の介護労働者らが参加し、７７０人分の署名が集まりました。これは、医労連・備後の里労働組合がよびかけたもので、非組合員や事業所所長も参加。若い職員とともに参加した施設長は「このような国に対しての署名行動をしないと、事業所も労働者も守れない。もっと運動を盛り上げましょう」と話していました。
　広島市緑井駅前で行われた行動は、広島医療生協介護部会が単独で行ったもの。あいにくの雨でしたが６人の参加者は元気に署名を集めました。初めてマイクを握った上川さんと沖田さんは、介護職場の中の実態を訴え、４５筆の署名を集めました。医療生協労組は地域の１５０事業所へ署名の発送の準備を進めています。

　県労連介護福祉労働者連絡会は、9月6日（土）広島市西区アルパーク中央広場で、「介護労働者の処遇改善をはじめ介護保険制度の抜本的改善を求める国会請願署名」に取り組みました。
　介護現場で働く労働者ら27人が参加し「介護労働者の処遇改善を」「利用者さんに必要なサービスの保障を」などを訴え、1時間で544筆の署名を集めました。
　署名に応じていただいた女性は「低賃金・重労働でヘルパーさんがどんどんやめているとはびっくりです。大切な制度なのに」といっしょにいた家族分も署名いただきました。
　同連絡会堂垣内美穂事務局長は「今日の署名は介護ウエーヴの始まりの行動です。安心して老後を送れるよう、利用者さんと介護現場で働く私たちが力を合わせて国に要請していくことが大事。大きく世論に訴えていきたい」と決意を語っています。

　「法改正に基ずき届出をする上、手抜きのないように慎重に行わなければいけない。3月の研修会にも参加
したい。管理者側にも説明されていると思うのでみんなで、討議して十分理解したうえ5月の請求につなげ
たい。」「理解できたが改定後の混乱を考えるとおそろしい。」「処遇改善に本当につながるのか、4月以
降でないとなんともいえないと思います。